長門牧場を出て次に目指したのはここ『HERBAL NOTE simples』
Kindleで『香りの扉、草の椅子』を読んでから、ずっと気になっていたお店。
森の中にひっそりと佇む小さな薬草店です。
もともとはかつてこの地に入植した開拓農家の小屋。この家でよく蓼科の厳しい寒さに耐えることができたものだなとびっくりするような、とても質素な造りの建物です。
萩尾エリ子さんは著書の中でこう述べています。
お金に余裕があって、ぬくぬくと思うような夢の家に住んでいたら、私はほんとうの意味で暮らすということを知らなかったでしょう。寒い、辛いがあったから、比べるもののない美しさと豊かさに気がつきました。ただ住むのではなく、暮らす、暮らしをたてることが私の望むことでした。
続きがあるよ