(旧)茨城の片隅でフランス生活

実家に南フランスの村をつくることを夢見る夫婦&うさぎの日記。 家づくりやガーデニングのことを中心に綴ってゆきます。

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カテゴリ: 洪水被害

鬼怒川氾濫。洪水被害からの復興 その5

庭の泥はすっかりきれいになりました。乾く前に全部掻き出せて良かったー。


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ビニルハウスの撤去作業。数年前に大雪で潰れてしまって、直したと思ったらまたこんな状態になってしまったので、父は「もう直さね」って。なので歪んでしまった半分を撤去して、残り半分は薪棚として利用しようと思います。


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両親が住んでいる母屋の方は床板をはがして床下の泥を掻き出しました。この後消石灰を撒いて消毒。


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家が完成したら使うつもりでガレージに保管してあった冷蔵庫も水没しました。10年は使うからと奮発して高いものを買ったので、何が何でも復活してもらわにゃ困ります。きれいに洗浄してしっかり乾燥。使えればいいなー。


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みんな色々な物資を持ってきてくれて、意外と豪華な食事だったりしました。被災地っぽくないわが家。


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被災していてもみんな明るく、協力して復旧作業しました。
絆ってやつを強く感じる出来事でした。とは言ってもこんなことは二度とごめんだけどね!

だいぶ復旧作業が進んできて、普通の生活に戻りつつあります。
とりあえず鬼怒川氾濫についての記事はこれで終わりにしようと思います。

これまで支えてくれた多くの皆様に感謝します。
さ、フランスの村を目指してがんばろっと!







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鬼怒川氾濫。洪水被害からの復興 その4

僕たちの家は天井が低いので、ユニットバスを入れるためにユニットの下が掘ってあって地面より低くなっているのですが、ここに泥水が溜まってしまってどうにもこうにも困ったことになっています。
手が入らないため泥を掻き出すこともできず、注水してはポンプで吸い出すという作業を延々繰り返しています。
少しずつ水がキレイになってきたところ。

今回みたいなのはそうそうないだろうけど、大雨の時とか心配だなー。
これはどげんかせんといかんですね。
いや、どうにかしねぇとだめだっぺな。



鬼怒川氾濫。洪水被害からの復興 その3

同級生、職場の仲間、そして親戚などなど…
本当にたくさんの方に支えていただいてます。

ビニルハウスの前は敷き詰めていたコンクリート板が落ちてしまって、泥の中からすくい上げるという作業をしました。これが重いのなんのって。人力では無理で、ワイヤーを引っ掛けてトラクターで引っ張りました。30枚くらいだろうとのことだったんだけど、取っても取っても出るわ出るわ。50枚くらいあったんじゃないかなぁ。

誰かが『アメリカ横断ウルトラクイズ』の不正解のときみたいなことをやってくれるのを期待していたのは内緒です。


今は水も電気も復旧しているけれど、それらが無かった頃は色々大変でした。中でも大変だったのはトイレ。水洗トイレってすごく水を消費するんですよね。20Lのタンクで持ってきてもらった水もあっという間に無くなってしまうので、流すのは数回に一回。臭いも気になるし衛生面でも厳しいものがありました。

うちはプロパンガスだったのでガスコンロが使えたのは良かったです。オール電化の家だったらこうはいかなかったでしょう。父がオール電化にしないのはこういう非常事態を考えてのことで、今回はそれに救われました。

電気だけとかガスだけとか、一つに偏らない方がいいですね。備えあれば憂い無し、です。それに加えわが家には薪もありますから、こういう事態には結構強いかもしれません。やはりハイテクなものからダメになっていくんだなと実感。

ライフラインは大切ですからね。



鬼怒川氾濫。洪水被害からの復興 その2

習慣とは恐ろしいもので、停電してるのにトイレに行くたびに明かりのスイッチを無意識に押してしまって、「あ、停電してんだっけ」ってのを何度も繰り返しました。

電気は今は復旧してます。
決壊した日から数えて4日目に復旧しました。

でも炎の灯火のもとで過ごすのも、それはそれでいいもんです。暗さを感じれば電気のありがたみがよくわかるしね。
こういう時ローテクなものほど強いって実感します。アウトドアが趣味でよかったー。



鬼怒川氾濫。洪水被害からの復興 その1

写真は鬼怒川が決壊した次の日です。
水が引いた後の復旧作業は家の中の掃除と汚泥の掻き出しから始まりました。


そういえば、家に帰るまでのことを詳しく書いてなかったので書いてみようと思います。

決壊した日、僕は職場にいたので水が流れ込んできた様子は見ていないのですが、母からの電話で「水が……!ヤバイ!」プーップーッ……
と、もう何が何だか重要なことは何も伝わらないのに、なんとも不安になるような切れ方をして、いてもたってもいられず仕事を早退して家に向かいました。

途中水没した道をなんとか車で突っ切って、家の側までは行ったんだけど、最後の最後で完全に濁流に遮られそれ以上近づくことができず。友人の家に行ってニュースを見せてもらい、その日は職場に寝泊まりしました。

翌日、通行止めのルートを避けながらなんとか家に辿り着きました。
で、撮ったのが上の写真。


鬼怒川氾濫。洪水被害からの復興 その1

水を含んだ泥はすごく重くてねっとりとまとわりつきます。「あぁこれが全部チョコレートだったらいいなぁ」なんて思ったけど、ホントにチョコレートだったら最悪以外のなにものでもないです。そして僕はカメラを若干意識してニマニマしちゃってます。


多くの方から連絡をいただき、また手伝いにきていただいて、復旧作業は順調に進んでいます。





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