職業がカメラマンということもあって、カメラにはそれなりにこだわりがあるわけです。
このブログの写真はほとんどがリコーのGRというカメラで撮影したものです。
コンパクトカメラでありながら、一眼レフと同じAPSサイズのセンサーを積んでいるのが特徴で、高性能なレンズと相まって一眼レフと同等以上の写りが得られます。
優れた操作性
ボタンやメニューなどを自分の使いやすいようにカスタマイズできるので、使えば使うほど手になじんできます。
今どきのコンデジにしては大きめだけど、しっかりしたグリップによってとても持ちやすい。
そしてあるべきボタンがあるべき場所にある感じ。僕にとっては使っていて心地いいかどうかって結構重要。道具だからね。
自然な写り
一見すると地味目の発色。だけどそれがいい。
それからレンズ。普通のコンデジはあまりレンズが良くなくて、実は歪みが大きかったり周辺の像が流れていたりします。それをソフトウェアで補正してまっすぐにしているんですが、GRはそういった補正に頼らず、レンズそのままの写りがとてもいいのです。補正なしでまっすぐなものがまっすぐに写る。これって実は結構すごいこと。
あ、ちなみにズームはありません。なのでもうちょっとアップで撮りたいとかって時は自分の足を使って動かないといけないんだけど、いい写真を撮るにはそれって結構重要だったりします。ズームがあると足が動かなくなるし、今自分が何ミリで撮っているのかも意識しなくなりますからね。
GRは28mmの単焦点レンズ。ズームはないけどクロップ機能によって35mm、47mmで撮ることはできます。
このクロップというのは写真の周囲を一回り切り取って、あたかも望遠気味に撮ったようにみせる機能です。
よく後からパソコンでクロップしても同じと言われたりする機能ですが、28mmで撮って後からクロップするのと、最初から35mmで撮影するのとでは、被写体との距離感が違ってくるから撮れる絵は違ってきます。ちなみに僕は35mmをメインにしていて、時と場合によって28mmにする使い方をしています。
長く愛せる
カメラが家電になって久しいけれど、そのモデルチェンジの早さには困ってしまいますね。
少ない(?)小遣いをせっせと貯めてやっとこさ購入したカメラが、1年もしないうちに型落ちになってしまうのはあまりに悲しい。
GRはその間隔が比較的長いです。大体2年に1回モデルチェンジ。しかもその間ファームウェアのアップデートが頻繁に行われ、新しい機能が追加されていくのです。
昔のようにカメラは一生モノってわけにはいかないけれど、長く愛せるカメラであるのは間違いないです。
VSCO Filmでフィルムのような仕上がりに
ちょっといいクラスのコンパクトカメラになると、一眼レフのようにRAWという形式で保存できるようになります。これはJPEGになる前の生のデータで、専用のソフトを使うと自分好みの写真に仕上げることができるのです。
僕はLightroomというソフトを使っているんだけれど、それにVSCO Filmというプリセットをインストールしてフィルムっぽい質感になるようにしています。
プリセットには01〜07まであって、僕は01と02を購入しました。05も欲しいけど結構高いのでセールになるの狙ってます。
どれかひとつにするとしたら02をおすすめします。 何と言っても軽い
これに尽きるかも。普段仕事ではプロ用の一眼レフを使っているけれど、プライベートで持ち歩くにはデカくて重いんです。
GRはポケットに入るサイズだからどこへ行くにも負担にならないし、常に持ち歩いているからこそ撮れる絵ってあると思います。
数少ない欠点のひとつは、背面液晶の色がMacのモニターの色と結構ズレてるってことで、カメラの方ではいい感じでもMacで見ると青っぽいってことがあります。ホワイトバランスを合わせるのが難しい。ま、これは液晶の個体差かもしれないけどね。
もうすぐ後継機が出るって噂もありますが、僕はこいつを使い続けると思います。それくらい使いやすいカメラですよ。
愛せるカメラが欲しいなーって方にはおすすめです。
最近生産終了になったみたいですね。シグマのDPシリーズのようにGR2が焦点距離違いで出てくれたらいいなって思ったけど、生産が終わったってことは同じ28mmで出るんでしょうきっと。
2015/6/19追記
後継機種発表になりましたね。GRⅡ。
外観はほとんど変更なし。Wi-Fiが付いたりしてるけど、基本的な部分は変わってないようです。
こりゃ買い替える必要もなさそうだなー。良かったような寂しいような。
新型はこっち
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